中国のあんず

あんずの原産地の中国では、生食だけではなく薬用にも用います。

杏の種の中には杏仁(きょうにん)と呼ばれるものがあり、生薬として利用されていました。

アジアのあんずは酸味が強いので、むしろ生薬として利用されるのが当り前で、日本でもあんずを食べるようになったのは明治時代になってからと言われています。

・蒙古あんず
河北省、山西省北部の野生種です。

耐寒性に優れており、マイナス30度まで耐えることができます。

実は5g程度で、生食用ではなく薬用です。

・仁杏(じんきょう)
1939年(昭和14年)に長野県へ伝えられた中国原産のあんずです。

70gの大きめの実をつけ、甘みの強い品種です。

見た目がスモモに似ていて、スモモとの雑種ではないかと思われています。

他にも麦黄準杏、楊貴妃、仰ショウなどの品種があります。

中国産の生のあんずは見かけることはありませんが、干し杏などはスーパーに良く置いてあります。

その他にはお酒、生薬として中国産が用いられることが多いです。